春を迎えに
ガラスの街を下り 風ゆるむ岬へ
淡路島灘黒岩水仙郷
海へとのびる階段を、ついこの間まで私の手を
握っていた小さな手をふりながら
先へ先へと降りてゆく。
少しの寂しさと、広がる空と海のように
晴れ晴れと希望に満ちた早春でした。
gallry talk
大切な人々との別れや病気など、大変な日々が続いていました。藁にもすがる思いで以前からやってみたいと思っていた日本画を習いに行くことにしました。日本画という夢の種は心の中で芽を出してぐんぐん育ってくれました。素晴らしい出会いもありました。凍り付くような人生の冬に、春風が吹いたのです。そんな気持ちを絵にしてみました。(2016年制作S40号 第66回 西宮市展市展賞受賞)
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